消費者金融の歴史~貸金業者規制への流れ

消費者金融とはどんなイメージですか?

消費者金融とは

最近ではほとんどの消費者金融が銀行とも提携していることや、CM効果もあり他の金融機関との線引きが無くなり、借りやすい環境になりましたね。

ここでは、元・消費者金融社員である私が、消費者金融の成り立ちや黒歴史をまとめてみました。

現在では、ほとんどの消費者金融が利息制限法の適用により、貸付け金利の上限を設定してますが、昔の貸金業者は「出資法」と言う法律に基づいた高金利で貸付けを行っていました。

ちなみに、

・「利息制限法」18%(元本10万円~100万円)

・「出資法」現在では法改正により20%

となりましたが、その昔歴史を振り返れば、1983年は70%、1991年は40%、2000年に29.2%と徐々に下がっては来たものの、素晴らしく高金利であり高利貸しと言われた由縁である。金利のグレーゾーンである。

現在大手と呼ばれる消費者金融も、ルーツをたどれば元々は小さな街金から始まったところも多く、1980年代は高金利なおまけに取り立てが厳しく、やってる事はヤミ金とほとんど変わらない。よくテレビドラマでも見るような、支払わない債務者の家の中にズカズカ押し入り、テレビ持って行っちゃったり職場へ押しかけたりと、暴力団顔負けのミナミの帝王の世界が存在していました。

これが「サラ金地獄」と社会問題ともなり、今後の貸金業者の規制へとつながっていきます。

私がこの業界に入ったのは1995年からなので、すでに時代は変わっていて、このような経験はした事はありません(笑)。

でも当時、会社の上役連中はこの黒歴史を作り、会社を大きくしてきた功労者達なので、新入社員は学卒の僕ちゃんなのに上司はチンピラ風と言う、ちょっとチグハグな雰囲気の社内でした。当時の上司はみんな、ティノラスのスーツ着てこれぞmen’s金融屋って感じでカッコ良かったですね。

消費者金融は金利が高いのにどうして借りちゃうの?

なぜ90年代に入りバブルも崩壊すると、この業界は「サラ金」から「消費者金融」へと大きな飛躍をとげます。

世の中の仕組みは単純で、不景気になることによりお金が必要とされる機会が増えてくるのかもしれませんね。

当時は総量規制など無く、年収に対しての借入額などの上限などはありませんでした。各社独自の審査基準をクリアすればオッケーである。そして、何と言っても銀行に比べ、消費者金融の審査の通りやすさとスピード融資は債務者を魅了しました。

消費者金融を利用する人は全ての人に当てはまるわけではありませんが、お金に対して計画性の無い人が多く、計画性の無い人だけにお金が急に必要となるケースが多いという背景があります。そこへ来て、銀行に行って審査書類を書かされて数週間待たされたあげく「審査に落ちました」では目も当てられません。金利が低いのは有難いですが、それ以外の部分では銀行は必ずしも債務者にとって利用しやすい機関ではないのです。

ここで消費者金融の登場です。

お金が必要な人の中には、今日の晩飯代を必要としてる人もいます。今日中に支払わなくてはならない請求書があります。店頭に免許証を持って行けば、申込みをして1時間以内に現金を手にすることが出来る。確かにその分金利は高いですが、実際、消費者金融の貸付に助けられたという人も多いはずです。金利の高い低いよりも、今すぐ貸りられるかの方が重要な人たちがいるのです。

バブル崩壊と言う時代背景に消費者金融のニーズは拡大し、各社とも知名度も上がり業界も「貸して、貸して貸しまくれ!」の勢いで“消費者金融バブル”が始まったのです。